発汗と汗腺の知識

一口に“汗”といっても、それが体温調節の汗なのか?多汗症による汗なのかを見分けるのは難しいのが現実です。まずは汗がどのようなときに分泌されて、どこから分泌される汗が多汗症の原因となっているのか、汗腺にはどのような働きがあって、どのような特徴があるのかを知っておくことが、多汗症の症状を予防・対策するには必要なのです。

発汗と汗腺の知識一覧

精神性発汗
精神性発汗とは、体温調節のためではなく、ストレスや緊張、不安といった精神的・心理的な問題が原因で、自律神経のうち交感神経が活発になったためにエクリン腺から汗が分泌されることです。いわゆる「冷や汗」「手に汗を握る」とはこの精神性発汗のことです。
味覚性発汗
味覚性発汗とは、辛いものを食べたり飲んだ時などに発汗神経が刺激されたためにエクリン腺から汗が分泌されることで、これは誰にでも起こる普通のことですが、この味覚性発汗が過剰な場合を特に味覚性多汗症と呼ぶこともあります。
温熱性発汗
温熱性発汗とは、気温の上昇などで体温が上がるのを防ぐ、いわゆる体温調節のためにエクリン腺から汗が分泌されることで、生命維持には欠かせないとても大切な機能、生理現象です。
発汗刺激
発汗刺激とは、気温や運動、食事(辛いものなどを食べたとき)などで体温が上がったときに、脳の視床下部が刺激され、発汗が促されることです。発汗刺激が起こると、自律神経のうち交感神経が優位になり、全身の汗腺(エクリン腺)から汗が分泌されるようになるのです。
エクリン腺
多汗症の原因となる汗はこのエクリン腺から分泌される汗で、暑かったり、辛いものを食べてもいないのに、何らかの原因によってこのエクリン腺から多量の汗が分泌してしまうのです。
アポクリン腺
人間の汗腺は2種類あり、その1つがわきがの原因となる汗を出すといわれているアポクリン腺です。アポクリン腺から分泌される汗にはニオイの原因となる物質を含んでいるため、細菌に分解されたときにニオイが発生しやすく、さらに独特のニオイとなってしまうのです。
皮脂腺
皮脂腺から分泌される皮脂によって、人間の肌は潤いを保ち、肌を保護しているのですが、この皮脂には脂肪酸など、酸化するとニオイの原因となる物質が含まれているため、過剰に分泌されると体臭の原因となってしまうのです。
汗とニオイについて
多汗症の人に限らず、汗をかくとニオイが発生しやすくなります。しかし汗自体が臭うのではなく、さまざまな要因が重なりニオイが発生するのです。

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